限界が来た日

辞める1ヶ月前、ずっと体調が悪くて、心と体もきつかった。

 

その時は繁忙期だった。退勤が遅くなる為、残る人は自分で自分の夜食を全員で買いに行く決まり?だった。
 
その頃は正直もう事務所で食べ物を食べる行為が無理だった。
 
他の人が買いに行く際、すみません食欲がないので夜食はなくて大丈夫です。と断った。
 
すると買い物から帰ってきた上司に怒られた。
「こういう時は一緒に買いに行かないとさ。」
 
 
食欲がないと伝えたのに、なんで怒られないといけないんだろう?と
意味が分からなかった。
 
今思えば上司は職場の雰囲気を考えて言ったんだろうし、
ささいなことかもしれないけど、
他の人が買いに行かなかった時はこんなことなかったのに、
 
何でこんな理不尽なことで私だけ叱られないといけないんだろう。
と職場で泣きそうになった。
 
 
 
 
その日、残業から帰って母に話そうと口を開いた瞬間、
泣き声が止まらなくなった。
 
嘘みたいに大きな声で泣いてしまって、
頭では泣き止まないと、と思ってるのに声と涙が止まらなくて、
ああ限界だなと思った。
 
この頃は毎日ずっと死にたいと思っていた。
 
この日、親がずっと話を聞いてくれた。
辞めてもいいんだと思った。
 
そう思うことで、不思議と心がかなり楽になった。