重原さん1

重原さん(仮名)は私が入社する1ヶ月前に産休から復帰した。

 

もともと別の会社で働いていて事務所に転職→産休→復帰だったので、

会計事務所での仕事歴は私の次に短いみたいだった。(本人は言わない)

私への対抗心がすごかった。

 

 

お茶

はじめて一緒に仕事をした日、二人でお茶を注ぎに行くことがあった。

私が急須にお湯を入れて、湯呑みに順番に少しずつ均等に注ぎわける入れ方をしていたら、

それをじっと見て「お茶に詳しいの?」と言われて「詳しくはないですけど、飲むことは多いです」という返しをした。

 

次の日また同じ状況になって、前日と同じように順番に注ぎ分けていると、

「お茶を少しずつ入れるのってさ~、濃さを均等にするためだから順番に入れないと。」と言われた。

 

今、そうしてるのに・・・(笑)

やってることを何でわざわざ言うのか謎だった。(前日、お茶を分けて入れるのを初めて見たのかな?)

 

お茶の入れ方でも、私の上に立ちたかったのかな?ほんとうに謎。

 

 

引き継ぎ

重原さんは会話に主語がなく、早口で声が小さかった。

 

仕事を引き継ぎされていたが、私はその仕事自体初めてだから、主語がないことによってわけがわからなくなっていた。

そこで私は質問したり、主語を聞いたりする→機嫌が悪くなる。ということがしょっちゅうだった。

 

イライラしてますます小さい声で早口で喋るので、聞き取れないし、また主語がない。

 

もうそこで怖くて質問ができなくなっていた。

(それでも、仕事だから恐れず質問を繰り返せばよかったと思う。)

 

結局、その仕事は重原さんのやり方でやってるから自分で調べても分からないので、また質問するはめになる。

そしてまたイライラしながら怒られることになる。

 

 

残業

私以外の人に対してはとても優しくて、むしろヘコヘコしていた。

 

子どもがいるから保育園に迎えに行かないといけないのに、いつもそれを言わないで残業をしていた。(急ぎの仕事がない日も)

 

それが続いたある日、大谷さんが所長と上司に、残業で帰れなくて重原さんが可哀想だと言っていた。

所長と上司は、そういう時は帰っていい、むしろ残業されると困るから帰ってくれと伝えていた。

 

それから数日経つと、また遅くまで残業をしていた。

 仕事の締め切りは数カ月先で、急ぎではなかった。

 

理解できない・・・・。

 

大谷さん2

裁断機

紙の裁断機を使っていた大谷さんが「切れなーい!」と叫びだして、

机で仕事をしていた他の人がそばへ行くまでずっと叫んでいた。

 

結局もう少し上から押せば切れたようだった。

 

解決して他の人達が席へ戻ると

「私って、か弱いのかな~?」と発言した。

 

全員が無視。(笑)

 

それでもずっと「私って、か弱いのかな~?」としつこかった。

年長の女性が「違うでしょ!」と言ってくれたので、

とてもすっきりした。

 

 

ハッピーバースデー事件

(この職場おかしいわ。とはっきり自覚できた事件。)

 

大谷さんお気に入りの重原さんの誕生日

他の女性(Fさん)と仕事中に事務所から出かけてケーキを買った後、

 

皆が仕事をしているのに部屋の電気を勝手に消して、(事前に消す報告なし)

他の人たちが「え!?」となっている中、

 

Fさんが「ハッピーバースデー!」と叫び、

大谷さんがろうそくを刺したロールケーキを持って暗闇から現れた。

涙ぐむ重原さん。

 

悪夢だと思った。(笑)

他の人は、事前に報告なしに電気を消されたので

電気が消えたことに対して反応したものの、後は無反応で、

仕事を続行していた。

(この時、他の人も大谷さんを苦手なのかな?と思った。結局真相は分からないけど)

 

何より、

他の人に事前に知らせていないのに、勝手に仕事場の電気を消してもいい権利が、自分にあると思っている大谷さんにゾッとした。(笑)

 

大谷さん1

大谷さん(仮名)、30代前半。

 

とにかく事務所は大谷さんが中心で、いわゆるお局みたいな感じだった。

大谷さんより年上の人達も、(大げさだけど)言いなりになってた。

 

所長(1番偉い人)がいる時はおとなしかったから、要領いいなーと思う。(笑)

 

事務所は女性が多いので、所長以外の男性2人への悪口は特に辛辣で、そこまで言う?というような内容を毎日聞かされた。

 

女性の悪口も言うんだけど、あからさまに悪口として言わないのが上手かった。

 

その日に外出していてその場に居ない社員の悪口は毎日言ってたし、事務所を訪れたお客さん・業者の人の悪口まで言う人だった。

人の体臭や口臭について言うことも多かった。

 

 

◯◯通運

郵便物の集荷に来る若い男の子はお気に入りのようだった。

 

ある日その男の子の話題になった時、急に「でも私、◯◯通運の人とは結婚したくな〜い!旦那って紹介するのも嫌じゃない?」と言い出した。

 

何が嫌なのか分からないけれど、

◯◯通運の男の子は大谷さんと付き合いたいなんて言っていない・・・。(笑)

 

 

謎の行動

大谷さんが仕事に使うシステムで分からなかった事があったらしく、

私がそれをコールセンターに質問しろと言わた。

 

私はそのシステムを使ったことがなかったので

言われた通りにコールセンターの人に質問して、返ってきた答をそのまま伝えたけど、「うん、それは知ってるんだよね(笑)」と言われた。

何がしたかったのかな?(笑)

 

システムを理解させる為だったと考えたいけど、

私がそのシステムを使うことはないので、未だに私に聞かせた意味が分からない。

 

 

バナナクリップ

終始大谷さんは髪をまとめるバナナクリップに興味があったみたいだった。

しょっちゅうバナナクリップの話をしてたけど、なぜか買わなかった。

欲しいなら買えばいいのに・・・

 

ある日大谷さんが「◯◯さん(私)はバナナクリップ使ってるよね〜」と派遣さんに言っていた声が大きくて私にも聞こえた。

その日私はヘアゴムを使っていた。

 

私に言ってるようではなかったし、話に入るといつもの「え?」っていう態度をされるから、なにも反応しなかった。

 

資料を取りに席を立つとヘアゴムを見て「あ!今日に限って違うじゃん(笑)」と大きい声で笑っていた。

悔しかったけど、なにも言えなかった。

 

体調不良

粉瘤

入社して2ヶ月目で、背中の粉瘤(できもの)が悪化して、眠れないくらい痛くなった。

 

午前休みをもらって、病院で軽い手術をして、事務所に戻ると、大丈夫?といった言葉を誰にもかけられなかった。ちょっと悲しかった。(笑)

 

数日後、仕事中大谷さんに呼ばれ他の女性陣2人と一緒に見ていたパソコンのモニターを見せられた。

 

それは、粉瘤の写真だった。

(粉瘤は膿が溜まったものなので、見た目が良くない・・・。)

「〇〇さん(私)、これになったんでしょ?私調べたんだよ〜」と大谷さんが言って、

写真を何枚も見せられた。

何を言えばいいのか分からなかった。

 

その時は「心配して調べてくれたんだな~」思った一方、

「だけど複数人の前でで写真を見せられたのは少し嫌だったな~」と感じた。

 

今になって考えると、大谷さんはそうやって私を辱めたかったのかなーと思う。

あなたこんなものが体にできてるんでしょ?ってことかな。

残念ながらその悪意にあんまり気付けなかったけど。(笑)

 

何だったにしろ、わざわざ私と他の人を呼んで写真を見せてきた行為は配慮に欠けてると思うし、理解できない。

 

 

 腸炎

入社3ヶ月目で腸炎になった。

 

学生時代も何度か、ストレスで腸炎になったことがあった。

固形物が食べられなくなった。

 

狭い事務所に男女兼用のトイレが1つしかないので、仕事中お腹が痛くなったらどうしようと毎日不安だった。

 

所長に飲み会に誘われ、実は腸炎になって…と断ると、

腸炎になったの!?」と笑っていた。

こっちの気も知らないで…と悲しくなった。

 

 

 退職まで

冬に風邪を引いたら1ヶ月間むせるぐらいの激しい咳が止まらなかった。

在職中最後まで、夜中に目が覚めることがちょくちょくあった。

 

中学と高校で6年間皆勤賞だったほど健康で、そういったことが23年間の人生で一度もなかったから、なんかおかしいなあーと思ってた。

 

あと、出勤すると頭痛がしたり、最終的には職場で一切食欲が湧かなくなっていた。

とにかくずっと体調が悪かった。

 

1回も笑わない日がたくさんあって、入社して最初の頃は休日は感情が戻っていたけど、途中から休日も楽しめなくなっていた。

大好きな友達といるのに、暗い気持ちが拭えなかったり、前は好きだったものに興味がなくなったり、楽しかったことが一切心から楽しめなくなった。

 

きついときは、出勤と退勤の電車で泣いて止まらなくなってて、

家で晩ご飯をひとくち食べた瞬間泣き出すこともよくあった。

 

ここですでに心がちょっとおかしかったんだなーと思う。

だけどその時は、自分が弱いから泣いてしまうんだと思っていた。

 

入社して半年経った頃、久しぶりに会った友人に、ある見た目の変化を指摘された。

なんとなく自覚はあったけど、改めて言われるとショックだった。

それは、ストレスが原因としか思えなかった。

なんでこうなるまで仕事で苦しまないといけないのか。辛かった。

 

これを言われて、自分の体と心がおかしくなっていると自覚できた。

実際に退職する2ヶ月前だった。

悪口

元々、私の次に若い女性(Nさん)が陰口を言われていた。悪口を言われるのに加え、少々嫌がらせもされていた。

軽くいじめられていたと思う。

本当にくだらないけど、悪口の内容はNさんの見た目・歩き方・行動などだった。

 

段々悪口を言われるのはNさんから私に変わっていったと思う。

 

 

Nさんについて

Nさんは事務所で1番喋りやすかったし、仕事はできるし、誰よりも教え方が分かりやすかったし、優しくて好きだった。

 

自分が悪口を言われていたり、嫌がらせをされているのに気付いていたんだろうけど、それらを無視して一切態度に出さず凛としていた。

他の人の悪口に加わることもなかった。

 

その姿を見習いたいと思ってたし、これからも見習おうと思う。

 

今考えても、大谷さん達のNさんへの悪口は言い掛かりだったと思う。

 

恐らく私が悪口を言われるようになってからも、変わらず優しく接してくれた。

 

 

悪口

昼休みは、派遣さんと年長の女性を除く女性陣全員でランチに行く決まりだった。

(前に述べた、退職したMさんはこのランチで、喋りかけられない限り一切喋らなかった)

 

Nさんがランチにいない日、全員でNさんの悪口を言っていた。

学生時代から悪口等とほぼ無縁だった私は、ショックだった。

 

絶対に自分は加わりたくなかった。

 

後日、私とボス的存在の大谷さん(30代前半)の2人で居た時

「私達が悪口言っててびっくりしたでしょ〜?でもね、Nさんが悪いから仕方ないんだよ〜。」

「なんかさ、Nさんあなたに先輩面してきてうざくない?(笑)」

と言われた。

 

「先輩面というか先輩なんで…」と返すと、

「ふーん…」と不満気だった。(この時の顔をすごく覚えてる)

 

この話を母にしたところ、

「大谷さんは、(悪いのはNさんだと)洗脳しようとしてたんだね」と言われて納得。

あー怖い(笑)

 

女性社員2

会話

少しでも馴染もうと思い、会話に加わるといつも「え?」という反応をされた。

向こうが私に話を振ってこない限り、会話に入ることは許されなかった。

 

例えば、ランチに女性全員で行っても、私とNさんは会話に入れない。

向こう(30代以上の人)が名指しで、話を振ってきた時だけ喋ることが許されるという感じだった。

質問の答え以外を喋ると、また「え?」という態度をされるか、無視された。

 

こんなルールがあるなんて、おかしすぎて本当に驚いた。(笑)

 

これがあるから、Mさんは全く喋らなくなったのかなあと思う。

 

毎日これだったから、こんな時間にお金を使うのが嫌になって、私は途中からランチに行かなくなった。(笑)

これもお姉様方は気に入らなかったのかな。(笑)


 

給湯室

30代以上の女性達は朝と昼の2回、毎日小一時間給湯室にこもる。

↑これは女性が多い会社では、あるあるかも?(笑)

 

お客さんが来て、私はお茶出しをしないといけなったので、ノックして給湯室のドアを開けるといつも睨まれた。

こっちは仕事だし、お茶は給湯室以外で入れられないのに、なぜあの態度をするのか理解できない・・・・。

 

目の前で悪口を言われたこともあった。(笑)怖かった。

 

 

インスタントラーメン

何故かお互い「インスタントラーメンを食べたことがない」というアピールをすることが時々あった。

話の発端は大体、大谷さんだった。

 

よく分からないけど、いいものしか食べてませんアピールだったのかな?(笑)

 

女性社員1

職場の10人中7人が女性で、年齢は

20代が私とNさん

30代が4人

40代は派遣さんが1人でした。

 

色々大変でした。(笑)

 

 

Mさん

私に引き継ぎをして辞めたMさんは、大学卒業後に新卒で入社し、きっちり3年働いて辞めていた。

質問すると優しく詳しく教えてくださった。

 

事務所ではかなりおとなしく、全く喋らない人だった。

 

入社してすぐは私も性格が明るいままだったし、歳が比較的近かったのもあり、Mさんにしょっちゅう喋りかけていた。

 

すると、Mさんからも雑談してくださるようになった。

 

その一方で最後まで、仕事中や、職場の女性陣でランチに行く際は自分から一言も喋らなかった。

 

Mさんの退職理由は誰も知らなかったけど、

職場が嫌いだったんだろうなーと勝手に予測している。(笑)